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blog 時のおもちゃ箱



心について

f0016466_18444345.jpgわずか4小節の/その旋律にさらわれて/私は子どもに戻ってしまい/行ったことのない夏の海辺にいる   : 旋律
  短いその詩はぽくの心をとらえている、微妙な心の動きを描けばこういうことかなー、とその短い言葉に感心している。当代きっての詩人谷川俊太郎なればこそ、納得です。
 行間を埋める言葉を忘れてしまったボクは、詩を忘れたカナリヤ。なれば煩悶するだけですっかり納得するしかない。

レジリエンス Resilience 精神的回復力、心が折れない
1・すっかりその言葉のはずみ方や言葉のもっている奥ゆかしさや意義深さにもつれてしまった心もはずんでくる。なんとはなくはずんだりしぼんだり突っつけばパチンと勢いよく弾けてくれたりすっかり良い気持ちとなり心のままに景色が変わる。
そうありたい時間を通り超えてしまったのかもしれない、なんにもない時を超えて、それでも探すというのですか?忘れてしまった歌を探しに、どこへ行けばよいというのですか。詩を忘れてさまよう心の不安をどう表現すればよいのだろうか?

心をひとつに、自由になる作法を学んでみる、禅寺へ行く、という。遅くないよ今からでも、と宗教者は優しげな声を出して招く。招かれた猫となって近寄る方法もある ・・・・ん、だがかって培った詩の世界をのぞいてみようと思う。つつがなく平静を装い、凍りついたココロそんな凍りついた心を溶かす、そんな場所が欲しい。

2・困った時は読書に限る。埋もれるほどの図書に囲まれて、だが分かる、理解できるなんてそれは妄想だ。心の端っこ、ツンと香り立つ刹那の余韻、カビ臭い冷暗所、言えば抹香臭いとこにあるなんて、そりゃーないぜ、と私は思う。新刊本コーナーを探してみる、あった、見つけましたという声を隅っこに置いて読み続けている、それは継続の力となる、不安の心を励ましてくれる。所詮、そこまでが限界だろう。だが、何とかしなきゃーと心は叫ぶ。
現代詩手帳9・2014のページを繰れば知った名前がある。
 詩人辻征夫:一篇の詩って一枚のカードみたいなものだと思う。
     いっぱいないと心の全部、というのは表現できない。
 詩人和合亮一:詩についていくつもの「心」の引き出しをもっている。
     それらをあちこちに開けて、いつも新しい物の見方や考え方を手渡していこうという
     思いがあるに違いない。
 日本の先生:心と言うのはmindと訳すことが多いが、日本人は心が胸にあると思っている、
     だからheartとも言えるでしょう。漢字の「心」は心臓の形に似ている。
 アメリカ人:mindは脳に宿っている抽象的なもの、理性的にモノを考える機能を示す。
     heartは胸に宿っていて考えはしないが、代わりにただボンヤリと感情を感じる臓器。

3・いろんな人がいる、心を抱えて大事にしている人も、心はあるんだが気にもしない人もいる。だが、誰でも人を大事に、生かすことを考えている、と私は思っている。人は働き食べ休み生活のサイクルを回して生きている、そこではいろんなことを考えている。
ひとりでは生きてはいけない。社会の中で我一人という孤独、自身が導いた結果だとか自己責任だとかかってに生きろとか、いろいろ有る。鬱だねという事実に、そこから導き出されるのが生きろとか死ねとか、どうしょうもなく困ったらとりあえず生きる方法を選ぶこと。続きはそこから始まる、だからそれが新しい時代を導いてくれる。 親が子に、男は女に、男でも女でもその静かな時間に考えていけばいつか聞こへてくる。そう信じたいのだ。

  こころから
  こころはいれもの / なんでもいれておける / だしいれはじゆうだけれど / 
  ださずにいるほうがいいもの / だしたほうがいいもの
  それはじぶんできめなければ / こころからだしている / みえないぎらぎら / 
  みえないほんわか / みえないねばねば / みえないさらさら / 
  こころからでてしまう / みえないじぶん  谷川俊太郎(こころ 2013.6 朝日新聞社)

4・ココロが弾けている、そんな風景はときどき見ることが出来る。
子どもたちが無心に遊んでいるとき、なにかを一生懸命探しているとき、気持ちはすっかり膨らんでいて触ればパチンと音を立てて弾けそうだ。そんな心が満開に膨らんでいるとき、子どもたちの心はすっかりそのものになりきっている。だから、弾けるとか萎むとか言うのではなく全体がすっかりそのものになりきっている。だから、ココロはまるで愉快がすっかり詰まった紙風船。どこをつついてもコロコロと弾んでいて気持ちよさそうだ。少しも落ち着かないとこはあるが、そこに居ても胡坐を描いている、そんな姿に見えないこともない形。

子どもたちほど自由にココロを入れ替えは出来ない、という姿勢を抱えている人へ。
固まっていて不幸を一身に背負っているという人へ、それは問題だよ、不自由の極みだねと御同情申し上げてみる。ときどきそんな大人たちと遭遇する。自由の利かないロートル、自由と言うより我儘だけで見えている世界から抜け出せないでいる、というどうにも助けようがないという御仁。これもあれもそれも、見えない自分に嘔吐する、という不幸の中にいる人たち、確かにそんな姿を見ていた。脱出だよ、子どもたちのように自由に平気の平左ですっかり身軽になって、そこへ行けたらと願う、嘘でもいいからそうありたい!
# by yilaidn | 2014-10-06 19:14 | 神々の世界


たくさんの時間を無作為に集めて収納する箱、過去から未来まで遥か遠くまで、光速で応えるドラえもんのポケットにどこか似ている。
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